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アメリカ子育て連々記v

From Mom

第39回:リーダー(Reader)になる

考えてみれば、私も大学時代(英文科)に、音声学のクラスを履修したことがありました。使っていた教科書は確かに「Phonics」というタイトルで、口の形や舌の位置などを示したイラストがたくさん記載されていたと思います。でも、授業で肝心なフォニックスを習った記憶はなく、担当教授がセサミ・ストリートの大ファンだったので、宿題の1つは私達も毎週セサミを見ることでした。講義内容の半分は、番組中のアーニーとバートの掛け合いについての話だったような記憶しかありません。セサミ・ストリートは小さな子供向けの番組なので、さぞかし簡単だろうと思いがちですが、とんでもないです!セサミに出てくるキャラクターが話す英語はmumble(口の中でもごもご話す)が多く、またスピードもかなり早いので、英語を第2外国語として履修する者にはとても聞きづらいのです。今思えば、セサミの英語は上級者向けですね。

息子の一心は2歳から4歳頃までセサミの大ファンで、毎朝必ず見ていましたが、彼の場合は恐らく画像のみを楽しんでいたのでしょう。キャラクターの名前だけはすぐに覚えましたが、2年間見続けても、アルファベットや数は何一つ覚えませんでした。まあ、以前(第35回)にも触れましたが、親の私が、勉強は学校に行ってからすればよいという鷹揚な考え方でしたし、比較の対象が周囲に居なかったこともあり、2歳児、3歳児なんてこんなものだろうと侮っていたのです。

果たして、一心は幼稚園でもアルファベットや数がなかなか覚えられず、宿題も私が横について、それこそ手取り足取り教えないと終わらせる事が出来ない状態でした。音読は文字、単語の解読にものすごく時間がかかるので「超」が付く位たどたどしく、文字の書き取りではbとd、pとqなどの区別が出来ず(鏡文字と呼ばれるそうです。)、判別不能の文字もたくさんありました。てっきりまた詳細ばかりを描いた絵だと思っていたら、本人は字のつもりだったという笑えない話もありました。

キースラー先生は、「確かに一心の進歩は遅いけれど、入園当時に比べれば少しずつ良くなっています。親はひたすら子供の能力を信じて、毎日欠かさず、無理のない程度に練習を続けさせる事が大切です。根気強くやり続けていれば、必ず1人で本が読めるリーダー(Reader)になる日がやって来ます。」と、いつも優しく励まして下さいました。

「読む力」には大きな個人差があり、幼稚園入園前の準備が無くても、早ければ幼稚園の終わりか1年生の初め頃までにはスラスラとよどみなく本が読めるようになる子供もいます。でも少なくとも学校に居る間は英語だけの環境に置かれても、多くの子供達はリーダーになるのに、1年生の終わりか2年生の始めくらいまでかかります。大切なことは、親も一緒にゆったりとした気持ちで楽しんで本を読むこと…というのは頭では分かっているのですが、仕事が忙しい時などイライラして、ついつい怒ってしまったこともあります。そのせいもあってか、一心がやっとリーダーになれたのは、2年生の終わり頃でした。

いつかはなれる…と分かっていても、やはり辛くて長い3年間でした。

(2006/5/5)

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