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アメリカ子育て連々記v

From Mom

第21回:鍵っ子は違法

アメリカの育児で一番困った事は、子供が13才になるまで片時も1人にしてはいけないという事でした。日本では鍵っ子が許され、乳幼児がお昼寝をしている間に買い物を済ませる…などという事が、良い悪いは別として違法ではありません。でもこちらでは、夜でも昼でも、1人でも2人でも、ほんの短い間でも、13才以下の子供に留守番をさせることは違法で、近所の人の通報で家をあけていた親が逮捕された…という話をちょくちょく耳にします。もっと極端な例をあげると、母親が2人の幼児を連れてコンビニの真ん前、しかも店の中から良く見える場所に駐車し、ちょうど子供達が寝ていたのでそのまま車の中に残してすばやく買い物を済ませ、車に戻ったら警察が来てその場で逮捕されたという話もありました。

アメリカという広大な国で、毎年報告される18歳以下の行方不明の子供(Missing Children)の数は約80万人、報告されない子供も含めると100万人を超えると言われています。一番多いのは親権争いをしている別居中の両親や、親権を失った親がこっそり子供を連れ出してしまう場合、(これでも誘拐です。)、そして2番目が家出です。勿論犯罪者による誘拐も後を絶たず、毎年、約2500人の子供が消息を絶ちます。行方不明になっている子供達の写真は誕生日、行方不明になった日にちと場所等の情報と共に、定期的に家庭に郵送されて来るチラシや、スーパー・マーケットの入り口付近、また今ではあまり見かけなくなりましたが、数年前まではミルクの紙容器にも印刷されていて、ごく普通に生活していても週に一度は目にします。ネット上でも多くの団体が子供達の写真を掲載して、情報提供を呼びかけています。

実は私も一心がやっと朝まで起きずに寝てくれるようになった、生後6ヵ月の頃、一度だけ英治さんと2人で近所のお寿司屋さんに出かけた事がありました。(犯罪です。)でも、その後しばらくしてロス大地震があり、これが留守中だったら…と深く反省して、それ以降2人で個人的に出かける時は、いつでもどこでも子連れとなりました。おかげで私達は家から車で30分以内の、子連れでも気がねなく行け、しかもそこそこ美味しいレストラン通になりました。英治さんも私もお酒やお喋りを楽しみながらゆっくり食事をしたいので、出かける時はお絵かきやぬり絵セットを持参し、子供達には食べ終わったらお絵かきをして大人しくしているとデザートが来る…という教育をしました。誠に親の身勝手な教育でしたが、私達が健全な精神で子育てを続けられる事には大いに貢献しました。そして幸か不幸か、子供達は一端のグルメになりました。

どうしても仕事で夜に出かけなければならない時は、ベビー・シッターさんのお世話になります。予め分かっている時は昼間の子守さんにそのまま残業をお願いするのですが、夜の仕事が幾日も続いたり、撮影が長引いたり、急に予定が入ったりした時は、こういう時の為にと面接をしておいた臨時の子守さんに冷や汗をかきながら片っ端から電話をし、絶望的になると人材派遣会社頼りです。好き勝手ばかりしてすごしていた独身時代は、両親から遠く離れて暮らす方が何かと都合が良いと思っていたのですが、子供が生まれてからは親族が近くに居てくれたら…とこれまた勝手なお願いです。でも、アメリカと日本ではドラえもんの「どこでもドア」でもない限りどうする事も出来ません。万策尽きて、子守さんのやり繰りがつかずに仕事を犠牲にしてしまった事も何度かありましたが、後悔はしていません。仕事はまた新たに取ることも出来るでしょうが、自らの怠慢で子供達を失うことは出来ません。 (次回に続きます。)

(2005/5/20)

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